約4か月に渡り、10シリーズを受けられた女性の方が
毎回セッション後に記されていたノートを元に、体験中・体験後の気づきをお手紙にしていただきました。
本当にありがとうございました!!
体験には個人差があり、人それぞれ感じ方は違いますが
お客様の声も合わせて、今、ロルフィングに興味を持たれている方々の参考になればと思います。
(もちろんご本人の許可を得て、掲載させていただいています。)
~ロルフィング 感想文~
<体験時の気づき>
・指示どおりに呼吸を繰り返している時、
何故か、今まで忘れていた昔の記憶がとりとめもなく唐突に浮かんで
は「ハッ」と我に返ることが度々ありました。
※抑圧した思い・記憶が、身体の各部位のこわばりの中に溜まってい
て、その緊張がリリースされると同時に
解放されるのかもしれない、と思いました。
<体験後の気づき>
・身体の余分な力が抜け、脱力した感覚。
・”おきあがりこぼし”のように、下のほうに重心があって、地に足がめり
込むような感覚。
・前よりひざがゆるんで、前ももの突っぱりも軽減された感じ。
・歩くと、ひざや各部位の関節にサスペンションがあるような…
クッションが効いて衝撃を吸収するような歩き方に、自然になっている。
坂を登るのも、前より楽に感じる。
・施術後10日ほど、毎日苦しい夢を見ました。
※上記と同じ理由だと思います。
セッション 1
<体験中の気づき>
・右側の身体のほうが、記憶がよみがえる率が高い。
(よく使っているからかも??)
・右肩からは父親の記憶、そういえば食卓ではいつも右側に、父親が座っていたことを思い出しました。
・右側の肋骨の下端に触れていただいている時、意思と関係なく右腕がスッと動いた、2回。
(何かつながっているんだろうなぁ)
・触れていただくことで、自分が粘土細工になったような、身体の輪郭がハッキリと浮かびあがるような感じを受けました。
自らが意識を向けること、そして気づくことが重要だと思いました。
・ピアノの調律、チューニングをするような施術だなぁとも思いました。
<体験後>
・ふとんに横になった時に、全身が下に引っぱられるような感覚。
身体の重力を感じるセンサーが敏感になって、それにより身体が自動調整して働いてくれているのかもと思いました。
・立つと、足の裏が地にべったり密着する感覚。
・歌うと、声が長く続く。
呼吸が深くなったと感じました。
セッション 2
<体験後>
立っている時
・足がべったり地に着く感覚がさらに進んで、地面を深く押す感じに
なった。
歩いている時
・脚が骨盤から動く「腰から脚」という感覚がわかった。
また、骨盤の左右のひねりをも感じられる。
・ほんのわずかな感覚だが、
足と足の間の距離が微妙に広がった気 がする。
そのほうがより体重が足にうまくのる体勢であると、身体が 判断
したのかな?
・重い荷物をリュックで背負って歩くとき
以前は その重さに対抗するように前傾姿勢になっていたと思うが、今は姿勢が伸び、重さを感じながらもそれに抵抗せず、その重みを
身体の各部位が分担してしっかり受け止めつつ重さを逃がしながら、歩いている気がする。
重力や身体の元々の癖・個性を敵としない。認めて受け入れてバランスを取りうまくつき合う。
これは精神面に置き換えても、そうではないかと気づきました。自分の欠点やコンプレックス等・・・
<立っている時>
重心がちゃんとくるぶしの下
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ひざが程よくゆるんで
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骨盤がちゃんと起きている
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肩幅が広がったような感覚 前に入っていた肩が後ろに引いたからか?
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顎を引けている状態 ショーウインドウなどに映った自分をふと見ると、前はもっと顎が上がっていて気になっていた。
<歩いている時>
・胸から前に進んで、胸で空気を押している感覚
その後ろに肩がついてきている感じ
セッション 3
<体験後>
顔感覚の変化
・顔に奥行きが出た感覚。
・鼻が前にせり出している感じ
呼吸について
・横隔膜のあたり、上下の動きだけでなく
横・わき腹のほうに、そして前後にもふくらむ感覚
身体感覚
・胸に厚みが出て、高くなった感覚
セルフケア
・夜寝る前に自分でも耳をひっぱってみました。頭の右側がじわん・・・とゆるむ瞬間を感じてお腹が温かくなり、ぐるぐると鳴りました。
・頭の中のエネルギーが動いて、視界も変化するような不思議な感覚。
呼吸について
・「吐く息」がとくに深く、長く吐けるようになった気がする。
・つまり横隔膜が柔軟になり、よく動くようになったのかもと感じました。
・息の吐きやすさ=力を抜きやすくなった、緊張の緩和
セッション 4
<体験後>
○身体面
・身体の中に大きな空間ができたような感覚
まるで風船があって、それが呼吸に合わせて、
全方位にふくらんだり縮んだりする感覚
・座って仕事をしている時、つい前かがみになって力が入ってしまう
が、そんな自分の体勢にふと気がついて、ふっと力を抜いて腰を
立てようと意識が向くようになった。
客観的に自分の状態に気づけるようになった。
自分の身体に「こうしたらダメ!」ではなく、「こうしたら楽だよ。」と
教えてあげるような気持ちで…
○精神面
・夢の中で、人に冷静に大きな声でハッキリと自分の意見をのべている自分。
起きたときにスッキリ!
・実生活でも、以前より率直に人に意見・言葉を発しやすくなった。
コア=自分の核がしっかりして
肚がすわると自己肯定感も増す気がします。
・自分の考え方の癖にも冷静に気づけるようになった気がしました。
姿勢に気づくこととイコール、リンクしている!
セッション 5
<体験後>
○歩いている時
・歩きごこちが軽い!
余計な筋力を使っていない「がんばって」歩いていない
「今までどれだけ身体を緊張させてきたことか…」と思いました。
…身体が自然と楽に動ける方向性に向かっていっている
・以前は良かれと思って、意識的に腕をふり カカトから着地、
勢いよく足をけり出して前に進む…ように歩いてみたりしていたが、
→今は 腕が体幹の動きに合わせて、自然にぶらぶら前後に揺れる 感じ
足が適度な歩幅で、なめらかに移動する感じ
「歩いているけど、静か」
…身体にやさしい動きとは、静かで美しいものなのかも。
・ショーウインドウに映る自分の姿勢
肩が後に、胸が前に、アゴが上がっていない。
あきらかに前と違う、良くなっている。
○立っている時、座っている時
・背が少し高くなったような感覚
いつも寄るスーパーの棚を、今までよりちょっと上から見降ろしているような?
バスに乗っている時も、目線が高くなったような気がする。
…上に伸びる方向に力が働いている感覚
○負荷のかかる状況
・バス停まで走っても息切れしなくなった。身体が軽く感じる。
・階段も前より苦ではない。
セッション 6
≪体験後≫
○身体面
・身体の中心にコアの大きな風船があって、呼吸をするたびに、
それが全方位的に大きく動くのをあらためて実感。
…ほんとうに呼吸が深くなりました!!
(前は、意識して腹式呼吸などをしないと、無意識にする呼吸が
もっともっと浅かった。とくに吐く時)
・バスで座っているときも、吸気のときに背中がふくらみ、背もたれを
押すような感じ、背中まで息が入る!
背もたれに寄りかからなくても、苦でない。
→意識のバックアップがあって、身体の前後の均衡がとれている
イメージ。
※黒田さんがおっしゃっていた「どちらにもいける身体」は、イコール 「どっちに振れても、また中心に、ニュートラルに戻れる心」かも。
○歩いている時
・足全面が地面についている時間が長く、身体の余分なブレが少ない気がする。
でも、身体の動きを頭で分析しなくても、もう身体本来の動きにゆだねて自然に調子がよいのが、ロルフィングのすごさだと思いました!
○黒田さんがおっしゃっていた「背骨で歩く」ということ。
背骨の機能はスゴイ!
上下・左右のたわみ、ツイスト…側弯すらも強みに変わることもある!
そして「今がベスト」ということ。
本当の変化とは、いきなり目の前がバラ色になるようなことではなくて、
実はさりげなく自然に「気がついたら、こうなっていた」というものなのかもしれない。
○強かった身体と心の緊張が、確実にゆるんできている。
筋膜へのアプローチという手法はスゴイ!
長年悩んできた緊張症状にとてもマッチングしたと感じる。
※今までに整体等、受けたときのマインド
一方的に受けるタイプの施術「この方が治してくれるのでは」との依存→自分は無力と思ってしまう。
「悪いところを治さなくては」と力む気持ちがあったと思う→さらなる緊張を生む
(&自分の症状には手法がマッチングしていなかった)
○ロルフィングでとても好きな考えかたのひとつ
「治す力は本人の中にある!!」
施術者、そして本人がそう信じることが症状の緩和
(治そう治そうと執着し、逆に症状を強める悪循環からの解放)
そして精神的な気づきをも加速させるように感じます。
一方的に「施術してもらう」のではなくて 施術者と本人との「共同作業」
介入するのでも、されるのでもなく、ニュートラルな関係こそ、自発的で健全な気づきが生まれるのかもしれない。
セッション 7
≪終了直後≫
・頭の位置が高くなり、上から吊られているような感覚
上半身が上に伸びて背が高くなったような。
・頭と首の境目が軽い
・より上下左右に首が動きやすくなりました。
・帰宅途中、白川通りをまっすぐ前を見て歩いていても、背の高い街路
樹の木のてっぺんまで視界・意識に入る。
縦のラインが気になる、景色の空までの広がり「抜け感」を感じる。
…今までも視界には入っていたはずだけど、意識が上の方まで広
がったんだなぁ。
≪身体面≫
・骨盤底筋にアクセスしていただいたからか、生理痛がほとんどありませんでした。
・前より冷えに強くなったかもしれません。
緊張→血行をさまたげていたのですね。
・顔、とくに口のまわりの力が入っていることに気づいて、それを抜けるようになりました。
○精神面
・セッションが進むほどに、精神的な気づきも増え、あふれてくる。
特にコアに入ってから、身体感覚についてはより言語化がむずかしい気がする。
…より無意識の領域へコミットされているのだろう☆
無意識から来ている問題を、私は今まで意識でコントロールしようとして上手くいかず、こじらせていた。
過度な緊張をしていた時は、 自分の身体感覚だけで、いっぱいいっぱいにエネルギーを使ってしまっていて、
視野がせまく、周囲への感覚・気配に鈍くなっていたと思います。
→周りの状況やチャンスに気がつきやすくなり、また、行動を起こしやすくなったように感じます。
セッション 8
≪身体面≫
・頭がよい意味でボーッとして、リラックス。
…緊張がひどい時は、常に気を張っていて、ひとりでいてもボーッと
できずガチガチだったのです。
・歩くとき、つま先にまでしっかり体重がのって、しっかり地面を後ろに
送りだしている感じ。
・腕を挙げるとき、サポートされて軽く挙げられるラインがあるのが面白
かったです。
例えていえば、電動アシスト付き自転車に乗るような(笑)
・ロルフィングの好きなところ再発見
常に良い姿勢でいなければならないという、かたくるしさではなく
どんな姿勢をとっても、その後ニュートラルに戻れる、という自由度の
高い身体になるというところ!
・再認識した左親指の痛み(以前ケガをした所)
きっと親指くんからのメッセージだと思います^_^
やみくもに避けてこわがるのではなく、 ちゃんと向き合って受けとめていこうという気持ちになれました。
身体の欠点・弱点を敵視せず、見ないふりせず、工夫する
そうしたら逆に強みになることもあるかもしれないですネ!
※今興味を持っている「自然農」のコンセプトは、「草や虫を敵としない」(ちゃんと役割がある!)
欠点や弱点にも、ちゃんと意味があるんだろう。
・自分の身体がなんだかバルーンアートのように思えて、かわいくなってきました! 癖や欠点も含めて。
首をかしげるときやリラックスするとき、左にかたむく 乗りものの中でいねむりするときも、左にいく
「そっちに行きたいんだなぁ」と思うとかわいい。(笑)
・身体が本来の状態に戻ると、心も戻る。
身体に今まで固定された感覚が変化すると、固定観念も変化する。
・「自分のここがダメだから、こうしたい。」と、コントロールしようとして
↓
でもできなくて (心も身体も、否定されコントロールされそうになったら苦しいし、反発するだろう…)
↓
この葛藤が激しい緊張と不調を生んでいたのだと気づきました。
自分が自然に感じたこと・思ったこと
それがどんなものであっても、そういう気持ちがあることは事実。
たとえば「悲しい」という気持ちを素直に認めてしまったら、本当に悲しくなって自分が弱くなるように危惧していたけれど、
それは逆だとわかりました。
本当の気持ちを認めることで、自分が自分の最大の理解者・味方となって、むしろ、強くなる! 「存在の承認」…力が湧く!
・自分も世界も信じて、空間の広がりに身をゆだねてみる、 心を開いてみる。
そういう気持ちで歩いていると、気づきも降りてきやすくなる。
自分の本当の気持ちに気がついたりする。
セッション 9
・自分が「一本の木」のようなイメージが浮かびました。
根は地中深く張って 身体を支え 栄養を吸収し、
枝は上へ上へと伸びて 葉や花や実を実らせる。
・前は苦手だった、「複数の人がいる状況で意見を言うこと」
→自分の考えをしっかり持って、それを口に出せるようになりました。
肚=コアが支えてくれている! 安心感
・自分の身体の存在感が心地よいです!
ある本に書いてあった文章…
「心に抱く想いや感情、立居ふるまい、一挙手一投足、すべてのこと
がアファメーションを構成し、潜在意識に進むべき方 向性を示唆す
る。」
日常の動作にいつも(無意識にでも)快適さを感じていたら、 人生・生き方に多大な良き影響を、きっともたらしますね!!
セッション 10とその後
・セッションを受ける前は、10が終了したら「じゃーん!完成~!!」 みたいな出来あがり感があるようなイメージをしていましたが(笑)
実際はもっと自然で、無意識の領域・身体の知性の領域で段階的に少しずつ確実に
でも最終的には、今までになく新しい快適なシステムがたちあがっていて普通に動いている… というふうに感じています。
稀有な体験をさせていただきました。
・黒田さんにお会いして、ロルフィングを受けて、本当に良かったです!!
毎回丁寧なセッション、本当にありがとうございました!!
・その後、着物を着る機会がありました。
ロルフィングを受ける前よりも、下駄で歩くときの「すり足」のような歩き方がしやすくなっているように感じました。
一日下駄で歩いて家に帰ってきて、履物を脱ぎ、床に上がったとたん、床は硬いのに、まるで柔らかいものの上に載ったように
足が強くめり込む感覚をおぼえて、びっくり!しました。
一日じゅうすり足状態で歩きまわっていたので、大腰筋などに刺激がいって身体感覚が変化したのでしょうか~??
日常的に着物を着ていた昔の日本人の身体能力のポテンシャルは、すごいものがあったかもしれないですね☆
そう…帯をしめることで、コアの意識も強まる気がしました。